せっかくリフォームして美しくなった玄関ドアも、日頃のお手入れを怠ると、汚れが固着したり、部品の劣化が早まったりしてしまいます。大切な住まいの顔を、いつまでも綺麗で快適な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。まず、日常的に行いたいのが、ドア表面の乾拭きです。柔らかい布で、ドアについた砂ぼこりや汚れを優しく拭き取りましょう。特に、雨に濡れた後は、水分をそのままにしておくと水垢や錆の原因になることがあるため、早めに拭き取ることが大切です。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて固く絞り、汚れを拭き取ります。その後、洗剤成分が残らないように、きれいな水で濡らした布で水拭きし、最後に必ず乾拭きで仕上げてください。シンナーやベンジンなどの有機溶剤や、研磨剤入りのクリーナーは、ドアの塗装面を傷つける恐れがあるため、絶対に使用しないでください。次に、ドアの開閉をスムーズに保つために、鍵穴や丁番(ヒンジ)のチェックも重要です。鍵の抜き差しがスムーズでなくなってきたと感じたら、鍵穴専用の潤滑剤を少量スプレーしましょう。一般的な油性の潤滑剤は、内部でほこりと混じって固まり、逆に動きを悪くする原因となるため、必ずパウダースプレータイプの専用品を使用してください。丁番からきしむような音がする場合は、こちらも専用の潤滑油を少量注すと改善されます。また、ドアの下部にある沓摺(くつずり)のレール部分には、砂や小石が溜まりやすいものです。ここにゴミが溜まると、ドアの開閉の妨げになったり、気密性を損なったりする原因になります。定期的にブラシや掃除機で清掃し、常にきれいな状態を保つよう心がけましょう。こうした少しの手間をかけることが、リフォームした玄関ドアの美しさと機能性を長期間維持し、快適な暮らしを支えることに繋がるのです。