残念なことに、リフォーム業界には消費者の知識不足につけ込む悪質な業者が存在します。大切な財産である住まいと、リフォームのために準備した費用を守るためにも、悪質業者の手口を知り、騙されないための自己防衛策を身につけておくことが重要です。以下に、契約前に必ず確認すべきチェックリストを挙げます。まず、「突然の訪問販売や電話勧誘には応じない」ことが鉄則です。「近所で工事をしているので、お宅の屋根も無料で点検します」などと言って不安を煽り、高額な契約を迫るのが典型的な手口です。リフォームは、必ず自分から主体的に業者を探し、比較検討することから始めましょう。次に、「契約を異常に急がせる業者」には注意が必要です。「今日中に契約すれば大幅に値引きします」といった甘い言葉は、冷静な判断力を失わせるための罠です。重要な契約をその場で即決させるような業者は、まず疑ってかかるべきです。また、「見積書の内容が『一式』ばかりで詳細が不明瞭な業者」も危険です。工事が始まってから、あれもこれも追加費用だと言って、次々と不当な請求をしてくる可能性があります。必ず、詳細な内訳が記載された見積書を提出させましょう。さらに、「会社の所在地が不明確、または連絡先が携帯電話番号のみの業者」も避けるべきです。これは、トラブルになった際に連絡が取れなくなるリスクが非常に高いからです。会社の固定電話番号や、建設業許可、リフォーム関連の団体への加盟状況などを確認すると良いでしょう。そして、万が一契約してしまった後でも、「クーリングオフ制度」について知っておくことが大切です。訪問販売などで契約した場合、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、無条件で契約を解除できます。これらのポイントを常に念頭に置き、少しでも「おかしい」と感じたら、きっぱりと断る勇気を持つことが、悪質業者から身を守るための最善策なのです。