我が家の築十五年のリビングは十四畳の広さがありましたが、長年の生活で壁紙の汚れが目立ち、思い切ってクロス張替えを行うことにしました。リフォームを計画し始めた当初、最も気になっていたのは「一体いくらかかるのか」という現実的な料金の問題でした。ネットで調べると十四畳なら十万円前後という情報もありましたが、実際に数社に見積もりを依頼したところ、提示された金額は業者によって大きな開きがありました。最終的に私が選んだのは、地域に密着した内装専門店で、提示された総額は税込みで十三万五千円でした。内訳を詳しく見ると、クロスはリビングということで少し贅沢に、消臭機能と表面強化が施された一般品クラスを選択しました。これが一平方メートルあたり千六百円で、壁と天井合わせて七十五平方メートル分で十二万円。そこに既存クロスの剥がし代と処分費が計一万円、さらにリビングに置いていた大型ソファーとダイニングテーブルの移動補助費として五千円が加算されていました。作業はプロの職人さん二人で朝から始まり、夕方にはすべて完了するというスピーディーなものでしたが、驚いたのは下地処理の丁寧さです。古い壁紙を剥がした後の石膏ボードの継ぎ目や釘穴を、パテを使って何度も平らに均していく作業を見て、これが料金に含まれる「技術料」なのだと納得しました。十四畳という空間が真っさらな白い壁に包まれた瞬間、まるで新築マンションに引っ越したかのような清々しさを感じ、この金額を支払う価値が十分にあると確信しました。もし、安さだけを求めて量産品を選んでいれば、もう二、三万円は安くなったかもしれませんが、厚みのある一般品を選んだことで下地の凹凸が全く目立たず、高級感のある仕上がりになったことに大満足しています。これから十四畳クラスの張替えを考えている方にアドバイスするなら、見積もり段階で「家具移動を自分たちで行うことで安くできないか」といった相談をしてみるのも手だと思います。我が家も小物は自分たちで片付けたため、移動費を最小限に抑えることができました。十四畳のリフォームは決して安い買い物ではありませんが、毎日過ごす空間が劇的に変わる喜びは、支払った料金以上の価値をもたらしてくれました。
リビング十四畳の壁紙を新調した私の体験記と実際にかかった費用